恋愛道場74号発行!テーマは【理想の女性とマッチできない根本原因】

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プロローグ

その日帰り道は渋谷に寄った。自分にしては珍しいけど目的があった。改札をでて、交差点を渡るとセンター街。ここで待つことにした。来るとも分からない彼らを。決定的な瞬間というのはいつ見れるのか分からないから、その場で5本ほどの煙草に火を点け、そして踏み消した。隣の女が煙たそうにこちらを睨んでいた。
一時間ほどその場でジッと待っていると1人の男がきた。黒のロングコートに身を包み、腕を組み、仁王立ちして街を睥睨した。彼はナンパ師なのであろう。少し間をおいてから次々と女に声を掛けはじめた。ある女が困惑しながらも足を止めて話しを聞き始めた。数分後には屈託のない笑顔で彼を見つめ話していた。そして二人は手を繋ぎ道玄坂に消えていった。それが始めてナンパ師を見た日。僕は満足して家に帰った。

びっぱーです

恋愛道場第74号発刊しました。新年あけましておめでとうございます。びっぱーです。知ってる方も知らない方もいると思いますが、今回から何号かに分け恋愛道場を執筆させていただきます。5年ほど前に流星さんの講習を受け、今現在もナンパ師として活動をしています。
流星道場を受けた時のエントリー

ナンパ講習について、流星道場(1)

ナンパ講習について・流星道場(2)


まず始めに少しだけ自分のことを話させてもらいます。どんな人間がナンパを始め、どのようなスタンスで女と関わり、人にナンパを教えているのかというのは本書を読む人、教わる側にとって大事な情報だと思っているから。

現在30代中盤、東京生まれ東京育ち、学生時代から普通に恋愛してきた方だと思う。社会人になってからは男ばかりの職場で出会いがなく学生時代のツテを使い女の子とデートを重ねていた。社会にでた女の子というのは色んな男を知っているせいなのか僕の非モテっぷりに呆れ(たぶん)2回目のデート前になるとプツリと連絡が途切れるばかりで歯がゆい思いをした。

それからは女遊びからは離れ、休日になればキャバクラとパチンコに大枚を使ったり、丸1日寝ていたりして絵に書いたような怠惰な社会人生活を送るようになった。夜のお店のキャスト達は訓練された商業パッケージ的な笑顔で迎えてくれ、深田恭子似の指名嬢はいつも笑顔で僕の与太話を聞いて「びっぱー君は凄いね」と言ってくれた。「僕に気があるんじゃないか・・?」そんな淡い期待を思っていた矢先、店に行くと首元にキスマークついている指名嬢がいた。
同席していた会社の先輩がそれを面白そうに指摘すると顔を赤らめて「違うの、ぶつけてできただけなの」と言った。(まぁそうだよな。彼氏くらいるよな・・・。)特にショックを受けただとか、思うこともなかったが、それからはキャバクラに行くのを辞めた気がする。

それから月日は経ち、ある日ネットで調べ事をしていたら、たまたまナンパブログがでてきて読んでしったことで僕の人生は大きく方向転換したと思う。それほどまでにセンセーショナルな出来事だった。中学生の時に2ちゃんねるで「狐」とか「ライト」と呼ばれるナンパ師のスレッドを見ていたし、社会学者の宮台真司の本は何冊か読んでいたのでナンパ師なるものがいるのは知っていた。ただ当時(20年ほど前)はナンパブログというものがなかったと思うし、その時までナンパ師なんてものはセックスだけを追う行為を繰り返す人だと思っていたから興味を抱かなかったし、イタリア人のような陽気な気質の人達がやる遠い世界のファンタジーのようなものとして見ていた。

だがナンパブログを読むと自己啓発のような形で引きこもりから始めた人もいれば、エンタメ的にナンパをしている人達もいて、読めば読むほど興奮した。つまり僕のナンパの発端というのは女性云々とかセックスというよりは、ナンパ師という存在に興味を持つところから始まっている。その時に公家シンジさんや高石宏輔さんのブログを見て、こんな文章を書くナンパ師が存在するのかと思った。分析の鋭さとか、知的な文章力にとても惹かれた。そこから「ナンパをやってみたい」と思うのに時間はかからなかった。

始めた年齢は20代後半、周りは結婚や恋愛に安定を求める最中、ナンパの世界に魅了され突き進んだ。ナンパ師と名乗りアカウントを作ってから一年後には片田舎の会社を辞め、ナンパするのに便利な都心に転職し、東京の繫華街に住み、いくつかの趣味に見切りをつけ可処分時間の殆どを街に出て声を掛けることに使った。自慢じゃないけど大抵の人はナンパするための時間を作ってナンパするが僕の場合ナンパをするために他のことを削ぎ落として活動していた。ナンパを始めた経緯は書いてきた通りで「ナンパ師という存在を知りたい」のと「ナンパ師側の視点から見れる景色をみてみたい」とかそんな理由。根っからのシングルタスカーなので一つのことに飽きるまで、納得できるまでやるしかないと現在も思っている。

現在のナンパ歴は約6年、2年前からナンパ講師としても活動してコミュニティを運営しています。今回は流星さんの打診や助力ということもあり筆を取らせていただき、一つ前の恋愛道場にも登場して話をしています。それ以前にも17号で流星さんに講習生役として誘っていただき、公家シンジさんとともに音声紹介に出させてもらったことがあります。彼らの膨大なナンパ経験や講習を通して人と向き合ってきた話というのは、タメになるものであったが、僕としてはとても歯がゆい思いでした。それはなぜか、一介のナンパ師の程度だった僕にはあまりにも喋れることが少ないなという気付きが突き立てられたから。

「まだまだ彼らの背中は遠く及ばない」「彼らが見ている景色をみてみたい」という気持ちで帰ったのを覚えています。そのために今まで講習を始める前から、人にナンパを教えてサポートするようなことをしてきた。前述したが【ナンパ師という存在に興味を持つ】ところから僕のナンパが始まっているから嬉々として講習をしている。「自分自身の中にないものを他人の中に感じることはできない」というのはよく言われることで、講習をし続け「なぜこんな事で悩むんだろう」という所から、彼等の怒り、焦燥、安堵、喜びなどを一つ一つ丁寧に自分に取り込むような2年間でした。講師をやりつつですが、僕のナンパ師としての活動もいよいよ終盤に向かいつつあります。講師としても自分の中でこう教えた方がいいというのが固まってきたから形として残したいという気持ちがあります。

執筆する上で最初にハッキリ書いておきますが、僕はナンパ師としても講師としても「ナンパテクニック」というものにさほど興味がない人間です。結局の所テクニックだけで人間の心を動かすことはできないし、その考え方自体が浅まく、烏滸がましいということを何年も思い知らされ続けたから。当たり前のような話だが、自分の考えを芯を持って貫いたり、意見をしっかりと述べることができる人間としての強さだったり、性的な魅力がなければ、女はこちらを異性として見てくれないので誘導にはのらない。こんなことを書くと「じゃぁナンパの技術ってなんなの?」という話になりますが上辺の誘導ではなく、リラックスした状態にさせてから、相手の心に強く踏み込み揺さぶったり、気持ちに寄り添って肯定したり、承認欲求を満たし相手が誘導に乗りやすい空間を作るということです。もし貴方が教科書通りの言葉を真似するだけで、女が発情のお手本のように、頬に赤みが差し、瞳孔が開き、目がキラキラと潤んで肩に寄りかかってくるような魔法のやり方に興味がある方はそういった謳い文句をしているノウハウを学べばいいと思います。

僕がこの恋愛道場で最初に伝えたいことはなぜ貴方は女の子から好かれないとか、そもそも異性として扱ってもらえないか?ということになります。キモチ悪い人がどれだけ誘導の技術を身につけた所でキモチ悪いし、モテないから(ここでのモテというのは他人から好かれることを意味しています)なので、まず自分のキモチ悪さと向き合い、認識して人と繋がれる準備をするべきだと考えています。貴方のキモチ悪い部分に目を瞑ってくれる女とセックスすることをナンパの目的にするならそれでもかまわないけど、前回の音声収録でも話をしていますが、自分の性格やコミュニケーションの歪みを放置して声を掛け続けても成功しにくく、非効率極まりないので、僕としては時間を掛けてでも自分と向き合い、複雑に絡み合った糸を解すように他人と繋がれる方向に歩んでもらいたいと切に願っています。そうすればナンパ活動も即という形だけではなく、人生にとって意味のあるものになっていくかもしれません。もちろんこれはささやかな試みですが、やる価値はあると信じて人に教えています。今現在僕が書けるベストを尽くし、心血を注いで書くので恋愛道場びっぱー回をよろしくお願いします。

 

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『恋愛道場』メルマガ冒頭ではこんな感じでスタートしていきます。

元々今号は元々声掛けなどのTHE・ナンパ的な内容を書こうと思ったのですが、年末に急遽方向転換して「気持ち悪さ」というテーマを取り上げました。

講習をしていてよく思うのですが、ナンパ、あるいは一般的なコミュニケーションでも上っ面をいくら整えて、台詞を覚えた所でその人の根幹が言動にでてしまいダメになる瞬間を度々見てきました。

つまりナンパの伝承なんかよりも、その気持ち悪さにメスを入れないと、にっちもさっちもいかないのです。マインドに通ずる所もありますが、もっと根の深い部分です。
女性のことを見下していればどこか態度に現れるし、自分がカッコいいと勘違いしていればナルシスズムがオーラのようにでるのです。

もちろんそれがいい方向に働いてるなら問題ないですが、大抵の場合マイナス評価になってしまっています。超短期戦で弾丸即だけしたいなら問題ありませんが、キープしたい、よりよい女性関係をナンパの中で体得していきたいなら避けては通れない道だと思います。



僕の都合で本編を大分急ぎ足で書いてしまったので、少々荒削りになってしまってますがブログ、もしくはキャスあたりで補填していく予定ですのでよろしくお願いします。

 

【音声解析】パートでは、4つのファイルをアップしています。バリエーション豊かで素晴らしい音声がそろいました。

1、流星 GET音声 (25:23)

終電少し前で駅中声掛けからのコンビニ→ホテルという展開

面白いのは流星氏が「食いつきあり!」と思っていたが、音声を聞き直した所「全然なかった笑」と紹介音声で言ってる所ですね。流星氏ほどの達人でもその場で食いつきな/食いつきじゃないのかを細かく判断することは難しいということです。びっぱー的には「何が何だか分からないけど、ホテルまで連れっていってしまう」といナンパの達人的な展開だと思いました、たぶん女の子もなんでもホテルにいるかわかってない。

流星氏、
自らのポイント解説はメディア編にて。

 

2、ビッパー連れ出し(19:09)

派手髪のJDに駅中で声掛けをしてパレ搬する展開

相手はこのあとコンカフェのバイトがある子、僕もあまり時間がなかったので満喫やホテルで弾丸狙いしようと思いましたが、見た目に反し、頭の回転がよく感じたので、無理に弾丸を狙って破綻させるより、和んだほうが確実かつ楽しそうだったのでパレス誘導を掛けています。

 

3、リスナー1 (19:27)

声掛け→ご飯→カラオケという展開(音声はカラオケ内から)

リスナーはまだ食いつきが分かってなく攻めあぐねてる音声です。駆け出しナンパあるあるみたいな「食いつきが分からない」「もう一歩が踏み出せない」という人には参考になる音声と解説。

今号のテーマ的には「何がしたいか分からないキモサ」ですね(笑)

 

4、リスナー2 (27:05)

終電後にベンチ30分→居酒屋2時間→レンタ負けという展開(音声は居酒屋~レンタ)

序盤の軽快なトークや粘りは見もの。ただその後の居酒屋でリスナー側が女性に対して好意があるあまりにマイナスとなるコントロールをかけてしまい、女性側からは「?」になってしまう形で進んで行きます。「好きな相手にはこうしてほしい」というほろ苦い音声。びっぱー的には「言いたい事はすげー分かるわー、でも言っちゃダメなんだよなー」と思って聞いてました。多くの人の反面教師になるような音声。

 

といったラインナップになっています。興味のある方はぜひ。

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