以後は自分の書いたエントリは [公家シンジ] のカテゴリに入れてアップしていくことにします。
(追記:公家は2019年1月で恋愛道場での執筆を終了しました)
概要
まずはこのメルマガの概要をお伝えいたします。
発案者は流星氏。 流星道場は現在日本で一番実績のあるナンパ塾です。都内ではひとつの大きなコミュニティを形成しており、街に出てみると道場生を見ない日はありません。道場という名が示す通り、コミュニティのムードは硬派で彼自身は職人のような人間です。また彼はツアーで全国各地を回っているため講習生は全国に多数存在します。昨年までぼくもナンパ講習をやっていて、ぼくと彼とで合計指導人数は全国に1,000人を超えました。ストリート実地での指導法はかなり洗練されています。
『恋愛道場』では、実際のリアルな声かけ音声、連れ出し音声、アポ音声などを掲載したうえで、これらの中身を細かく分解していきます。ブログなどの文字情報発信だけだと、実際のセリフの行間を埋めるやりとりが伝わってきづらいという難点があります。その反面、音声情報は文字では表れない微妙な現場の空気感も伝えてくれます。音声情報のほうが文字情報よりも圧倒的に情報量が多いのです。
流星氏は現役のナンパ師でもあるため、彼の声かけやアポの音声データもふんだんに配信される予定です。個室内でのギリギリの攻防の様子も提供されます。彼のトークはいつも大胆にして繊細、そして楽しくてバカバカしいです。多くの講習生が彼のトークの仕方や動きを模倣しては成果を上げています。「流星歩き」といった近づき方が存在するほどです。
内容は毎回ごとに違うテーマを設定する予定です。ぼくと流星氏でそれぞれ独立してコンテンツを制作していきます。お互いのコンテンツの内容は配信されるまでわかりません。彼は彼の思ったことを、ぼくはぼくの思ったことを書き連ねる予定です。ぼくの書くものは流星氏のものとは全くトーンが違うでしょうし、今後その内容自体が食い違っていくことも多々あると思います。ですがどちらが正解というのはありません。それは価値観の違いであり、スタイルの違いです。どちらも楽しんで読んでいただけたなら幸いですが、そうでない場合はご自身で自分に合ったほうのスタイルを選んでいただければいいと思います。ネット上の恋愛ノウハウに関する情報は玉石混交、良いものと悪いもの、嘘と本当が織り交ざっているため、何を指針にすればいいのかわからないという方たちの指針になれればいいなと思っています。
ナンパに代表されるコミュニケーションはひととおり総論を押さえてしまえば、あとは各論が全てです。個別のケースを丁寧にこなしていくことで実力がついていくものです。実際の音声はどんなに精巧な理論でも零れ落ちてしまうものを丁寧に掬います。状況に応じた判断スキルを磨くことができるでしょう。
恋愛道場設立の経緯
かつてぼくの講習生にA君という人がいました。彼は最初ぼくのところに来た時、石のように表情を固くさせたまま、ほとんど口も開かないような男性でした。しかし彼には溢れるほどの探求心とバイタリティがありました。1年近くかけて10回ほどナンパ講習を受けてその度にひとつひとつ改善点を挙げていくと、ようやく人並みに女性と話したりある特定のタイプの女性ならなんとか落とせるようにもなりました。これは彼の多大な努力の賜物であることは間違いありませんが、ぼくは自分自身の指導にも比較的満足していました。しかしある日、彼がぼくに送ってきたアポの音声を聴いて愕然としたのです。
彼はまだこんなにも下手だったのかと。
ふつうの講習では明らかにならなかった彼の認識の甘さや思考の癖のようなものが、音声の中では完全にクリアに現れていました。これまでの講習中にどうしてその程度のことが見抜けなかったのか不思議で仕方ありませんでした。それからぼくは別に何人かの講習生を募ってマンツーマンでの音声講習を始めました。彼らがアポの音声を送ってきて、ぼくはそれをPCで聴きながらLINEでリアルタイムでのぼく自身の認識や戦略などを伝えていくという方式です。音声の中にはそれぞれの癖、女性の扱い方のパターンのようなものがくっきりと表れていましたが、10回ほどそういうものをひとつひとつ丁寧に修正していくと見違えるようにそれぞれアポが上達しました。そして彼らのアポ中の現状認識がぼくの現状認識と近づいてくるようになりました。みなアポの成功率が飛躍的に上昇したのです。こんな単純な指導方法が非常に有効であることにとても驚きました。
流星氏もぼくとは別のところで、今年は精力的に音声講習をやっていたようです。会議室などにそれぞれの講習生たちが声かけ音声を持ち寄ってはみなに公開する。それに流星氏が適切なフィードバックをするといったことをしていました。これら一連の講習もまた驚くべき効果を生んだということです。期せずして同じところに着眼したようでした。
音声講座は次世代のコミュニケーションラーニングである
この音声講座の一番の要点は、アポ中リアルタイムで刻々と変化するぼくの状況認識とそれに基づく戦略の組み立て方を皆さんにお伝えできるというところにあります。
音声だけではもちろんわかりづらいこともありますが、それでも音声は皆さんが思っているよりもはるかにたくさんのことを伝えてくれるものです。
ぼくはその男性になりきって、対面にいる女性の変化の様子を認識します。
そして刻々とあらわれる新しい情報を認識して戦略を組み立てます。
それを皆さんにお伝えすることで、基本的にはぼくと同程度の判断能力を培ってもらうことを狙っています。
さらに言うと、自分のコミュニケーションのスタイルというのはその人個人の性格などに応じて決定されるべきですので、戦略自体もプレイヤーによって変わってきます。高田純次のように下ネタを空気のように話し続けることがどうしても苦手な人もいれば、まじめな自分語りが苦手な人もいます。デートで自由に使えるお金の額だって人それぞれでしょう。またイケメンなら「一目惚れしたから今夜は一緒にいよう」と一言いえば女性にぶっ刺さるような場面でも、別の人がすると一笑に付されて終わったりもします。ですので戦略に関しては、公家ならこうするというものに留めておきます。そのうえで音声提供者の性格などを推測、考慮したうえで、彼個人に対してアドバイスやダメ出しなどをさせてもらうこともあると思います。
自分の音声が『恋愛道場』でとりあげられれば、かなり正確に現状を判断することができるようになるはずです。しかし他人の音声を聴くことでもこの認識は副次的に養われていきます。自分よりうまい人の音声の中には、たくさんの使えるテクニックが眠っているはずですし、自分より下手な人の音声の中にも、思わぬヒントが眠っていたりするものです。他人の音声は自らの経験を補完するものだとおもってもらえればいいです。このようにして、いろんな人の音声をきくことでアポの疑似体験を積み、そしてその都度ごとに公家の認識をチェックして参考にする、といった形で講座は進んでいきます。自分の声かけ音声やアポの音声を記録してフィードバックするという形式を、次世代のコミュニケーションラーニングのデファクト・スタンダードにする必要があると感じています。
対人コミュニケーション向上に伴う精神状態の変遷の話
ぼくの考えでは、女性とのコミュニケーションが上手くなるためには、彼女たちに慣れていくしかありません。女性に慣れていないといざ女性を前にしたときに緊張してしまうのは当然です。だから何度もアポをこなしてほしい。アポを促進するため、それからそれをうまく消化するための恋愛道場だと思ってください。
ここで一般的にアポをたくさんこなしていく中で男性が経ていく精神状態の変遷と、各種段階における適切なトレーニング方法を書いておきます。
1 非常に緊張している。
↓ がむしゃらにやって場慣れする。専門的なトレーニング
2 相手のことが見えてくる程度にはリラックスしている(初心者)
↓ 相手に寄り添う、リラックスしてもらうトレーニング
3 場を楽しむだけの余裕がある程度にはリラックスしている(初級者)
↓ 相手をもてなす、楽しんでもらうトレーニング
4 相手のことが格下だと思って安心している(中級者)
↓ 相手を誘導・コントロールする、各種テクニックを培うトレーニング
5 全てにおいて余裕がある。
まずはひとりの女性と相対した時、自分が 1 から 5 のうちでどの状態にあるのかを知ることが大切です。
1 の状態にある人は、そのタイプの女性に全く慣れていないはずです。このステージでは、結果など気にせずただ本当に濁流に流されるようにひとつひとつのアポをこなしながら慣れていくしかありません。誰かのブログや書籍などで書かれている「女性とは○○な存在である」というような分析がアポの不安を少しでも和らげてくれると感じるならば、どんどん読み漁ってから挑んでもかまいません。この恋愛道場もそういった不安緩和に少しでも貢献できればと思います。しかしそういったものを読んだり聴いたりするだけでなく、必ずひとつひとつのアポをこなしていくことこそが大切です。
2 の状態にある人は、いわゆる初心者。コミュニケーションの土台を築くステージです。アポのときに自分が少しリラックスしてきたら、相手の緊張が少しずつ見えてくるようになりますし、そうなると彼女たちにもリラックスしてその場にいてもらうように目指すことができます。
3 の状態になってくると、だんだんと周りの状態にも少しずつ目がいくようになって、アポやデートを楽しむ余裕が出てきます。そうなると今度は女の子に楽しんでもらうことを心がけないといけない。この段階では恰好つけたりクールぶったりせず、おもてなしの精神で楽しく前のめりに接するという訓練が大事になってきます。
恋愛道場が想定しているユーザーとは
ぼくが個人的に対象にしているのは状態 2 と 3 の人です。状態 1 の人には、具体的な指示をまだ出しづらいのでオススメしていません。1の人はたぶんだけど、いろんな人に迷惑をかけながら、がむしゃらにやっていくしかない。ただ恋愛道場では、いろんな人たちの実際のアポの音声が聴けたりするので間違いなくモチベーションは上がると思います。4 の状態になってようやく基礎的な対人コミュニケーション能力が身についてきたという感じです。5の人になんか何も言うことありません。ちなみにヘビーユーザーたちのモチベーションはとてもとても高いです。
はたから見ると一見緊張していないようなときでも自らをシャットダウンしているだけの時もあります。そういう人はぱっとみクールに見えますが実態はぜんぜん違います。そして彼らが本当にクールにふるまっている人の言うことをきいて真似したりしてたらとんでもないことになるわけです。自分がどんな状態なのかによって、やるべきことが変わってくるというわけです。
また、おとなしめの清楚な感じの女の子には 4 の状態で接することができても、派手で強そうな女性にはどうしても 2 の状態になってしまうという人はたくさんいます。そういう人は 2 の状態になってしまう女性とのアポにまだまだコミュニケーション向上の伸び代があるわけです。
この音声講座では、なるべくいろんな種類の女性の音声を取り上げさせてもらう予定です。そうしていく中で、外面ではなく内面にフォーカスをあてた、あなたの好みの女性というものも少しずつ明確になっていくでしょう。
毎月1度の配信を徹底的に消化して、1年かけてコミュニケーション能力を根本から鍛えなおそう。
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