メルマガ第16号『ムードの作り方』内容紹介(公家)

公家シンジ
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今号はノンバーバル・シリーズの第2弾。

テーマは『ムードの作り方』

女と2人で飲んでいる店内でムードを作る。
終盤自室に誘ってからムードを作る。
ムードを作ると自分もドキドキしながらその場の雰囲気を楽しめますね。

それでは冒頭コラム紹介から。

公家シンジです。

私事ですが先月は住む家を探していました。自分は衣食住の中では「住」に一番うるさいです。長期で住むときはかなり綿密に下調べをします。京都に住み始めた時も、1ヶ月近くかけて西は嵐山から東は比叡山の麓の方まで土地を駆け回ってベストなスポットを開拓しました。そうやって探していて思うのは、同じ予算内ではだいたい似たようなレベルの物件しかないということです。掘り出しものはほとんどない。住居の価値はだいたい安全さ、便利さ、清潔さ、広さの4つのパラメーターに還元できます。個人的には広さを最重視しますが、自分に特化したパラメーター振り分けだけで物件を選ぶと女があまり寄りつかない家になるという。それだと困るので、女のパラメーター振り分けも少し考慮に入れることになる。高い安全さや清潔さは絶対に欠かせない。便利さもそこそこ大事。広さは個人的に譲れない。そうすると、どうなるか。予算がオーバーする。こちらを立てればあちらが立たぬ。というわけでどんどん財布の紐が緩くなっていくというわけです。

住居の例からもわかるとおり、お金をどれだけ出せるかで生活クオリティの大枠はだいたい決まってしまいます。とはいえ人間には与えられた環境に適応して生きていく能力がある。つまり結局は自分の経済キャパシティに自身の生活を合わせてやっていく。手取りの月収が20万円の人は20万円で生活を回すということです。だけど、彼らはたぶん知らない。月収30万円の生活がどんなものかを。10万円が余分にあることで生活の細部がどれだけ潤うのかを。知らないからこそ、20万円の経済循環に自分自身を強引にねじ込んで、そこに甘んじることができる。知らぬが仏とはよく言ったものです。

ただあまりにも強引に自分を環境にねじ込むと歪みが現れる。例えば情緒の不安が思いもよらない形で表出したりする。湿疹や胃痛などの身体的不調になって表れたりもする。そういった不調の原因が一体何なのかもわからないまま、多くの人は音楽や文学を消費して感情のガス抜きをしたり、ペットを飼って癒しを求めたりする。ある人はホストクラブに通い、ある人は心療内科に通い、ある人はSMクラブに通う。ある人はアニメに走り、ある人はセックスに走り、ある人は自己啓発に走る。インターネットは小さなアパートメントの一室からもあらゆる未来の可能性を見せてくれるけど、決してその未来を実現させてはくれない。

話は変わりますが、今号の紹介音声で「精神的な弱さ」が表れた振る舞いについて少し語っています。たとえば女性とのアポ中に会話が途切れた時。気まずさゆえか、その場から目を逸らして相手が早く話題を振ってくれることを願ってしまう。非モテにはそういう甘えがどこかにあるよね、と。だからこそ女性からは頼りなさげに映るわけですが、ただこの甘えたくなる衝動自体は別に非モテにかぎった話ではありません。人間の一般的本性でもあります。自分が苦境に陥った時は、無意識に人に助けを求めてしまう。受験で失敗したら有名ブロガーに悩みを相談したくなる。1人でどうしようもなく寂しくなったら好きな人に電話したくなるし、ナンパでガンシカばかりされてたらキープに慰めてもらいたくなる。精神的に空虚になったら誰かを求めて街を徘徊してしまう。極端な話、自分の求めている援助が得られないと相手を勝手に逆恨みしたりすることもあります。「おれがこんなに困ってるのに苦しんでいるのに、あの人は手を差しのべてくれなかった」なんてね。

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特筆することとしては、前号あたりから経済について様々なことを書き始めています。

 

流星コンテンツ紹介

目次から一挙に公開。

冒頭「ヒステリックな女」との円満な別れ方についての流星アドバイスから始まり、女と長く付き合うコツについても書いてくれています。

今号のメインは『矢印』の概念。その概念の意味するところは本文でも丁寧に書かれていますが、無意識の領域の話なので最初読んだときはピンとこない人もいるかもしれない。そういった状況も織り込んで、紹介音声ではよりわかりやすく『矢印』を解説しています。

 

公家コンテンツ紹介

目次はこんな感じ。

自分は前号からの続きで、今号では『ボディタッチ』の仕方について詳しく書いています。毎号紹介記事を書いていますが、いまいちどういったことが書かれているのか内容が把握しづらいという意見ももらうので、今号では試しに本文もある程度掲載してみることにします。

B) 断りを入れずに大胆に触れにいく

巷のナンパ理論でよく書かれていることに、

女に食いつくな。女に食いつかせろ。
女の感情を揺さぶって、興奮させて、自分とやりたいと思わせて、それに仕方なく応じる形でセックスしよう。

という教えがあります。ミステリーメソッドでも同じようなことが書かれていますが、これは言わば理想論です。この教えを真に受けた人が「勘違い系スカシ野郎」になるのが容易に想像できる。実はこの教えの本当に大事なところは、

序盤中盤から露骨にイヤらしい目で見るな。がっつくな。性欲表現をするな。

ということであって、やはり終盤あたりでは男性が女性に「やりたい」というメッセージを非言語で(場合によっては言語でも)伝えていく必要はあります。仕方なく相手に応じる形ではセックスには絶対至らない。

それではどのように相手に性欲を伝えていけばいいのでしょう。

 

NGの例

男「ちょっとハグしていい?」
 「手つないでもいい?」

このようにいちいち許可をとってボディタッチをしていくのはあまりよろしくありません。紳士的であるという意味では100点かもしれませんが、ノンバーバルが見えているという点では0点です。つまり、「手をつないでもいいか」「ハグしてもいいか」というのはすでに女性の表情や声あたりから答えが出ている。そういう時にこうやって言葉で確認をとってしまうと、女性はついつい「ダメ」と言ってしまうものです。

 

OKの例1

たとえばカフェでも居酒屋でもいいですが、女性と席に着くときは横並びが好ましいです。最初は世間話をしながら、自分の膝と相手の膝が少し触れあうようにポジションを調整してみる。膝が触れ合うくらいなら相手は少し違和感を持つこともあるかもしれませんが、こちらが自然に話していれば、それをさえぎってまで抗議することはないでしょう。そうして、ある程度膝が自然に触れ合うようになったら、今度は自分が発話するタイミングなどで、

OKの例2

ハブルーティン

個室に連れ出したほうが音声はクリアになるので、恋愛道場的には個室を勧めたいのですが、HUBやプロントのような多少ざわついたバーも連れ出し先としては優れています。

たとえば世間話が進んで相手からの好意がじゅうぶん確認できるようになってきたら、、、

 

このように大胆にボディタッチを試みるということも時にはとても大事になります。そしてこの考えをもう一歩進めると、「相手からの同意をとらずにセックスをする」という発想になります。口説きがレイプと隣り合わせの行為であるというのはそういう意味です。言葉で同意をとらずに大胆に近づく時に、相手からのノンバーバルのサインを間違えて受け取っているとレイプになりかねません。しかしながら、

男「じゃあセックスしようよ」
女「わかった」

みたいな言葉を交わすのは女性からしても興ざめに違いありません。実際の性愛現場にはビジネスの契約書みたいなものは存在しない。ノンバーバルの表現がしっかりと見えていると、契約書など必要ないのです。

こういうようにシチュエーションを具体的にしっかりと見据えたうえで対策が書かれています。

その他に新企画として、月に2本配信を目安にした書評も始めました。
今号の1本目では、村上春樹とエリックバーカーの本について【グリット】というテーマで書いています。

 

音声解析パート紹介

全部で5つの音声です。今号ではリスナー2と3をぼくが編集しています。前回と同じく音声ごとにテーマを設定して、それに沿うように編集しました。リスナー2は今号のテーマ『ムードの作り方』にピッタリのラブホ内での攻防です。男と女がどのようにいい感じのムードになっていくのかがとてもよく表れた素晴らしい音声でした。リスナー3では、キャバ嬢のもつ独特の世界とコミュニケーションの仕方にフォーカスを当ててみました。ナンパをしていると避けては通れない。それはキャバ嬢の壁。まだあまり彼女たちに接したことがない人も多いかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

音声解析のパートも公開していきます。

まずは流星氏の連れ出し音声のフィードバックを途中を切り取って公開します。

【ワンポイント・テクニック】

78:55
流「いいとこ一杯あるよね、いいとこ」

ギラついていてグダられた時に、ワンクッションいれるための褒め。
ここで心から全力のストレート褒めが入るとやはり女性は嬉しいものだと思う。
全力で、ストレートに、具体的に、というのがポイントかな。

 

【総括】

店内のなごみトークはあまりにも自然なので、ポイントがつかみづらかった。
女性のほうはじゅうぶん流星氏に好意がある感じ。
1軒目のラブホは追い出されていたけど、そういうのがきっかけで女性が帰ってしまうことも多いので少しハラハラして見ていた。

ノンバーバル・シリーズの一環として、ラブホに入ってからはどういうタイミングでアプローチするのかに着目してみた。初心者の人は、こういう感じでラブホに入ったら「もうOKなんだ」と勘違いして、入ってすぐにギラつきたくなるかもしれない。そういう高ぶる気持ちを抑えながら、じっくり落ち着いてなごみトークを展開していくと色気がにじみ出る。78:15にギラついたが、女の反応は形式グダ。口では「コワイ」とか「ダメ」とか言っているが、声の感じに拒絶感がほとんどない。躊躇いの感じが少し含まれているだけ。相手からの感情を細かく判断できるようになると、大胆なアプローチができるようになる。

 

 

続いてはリスナーの音声。

【この時点での公家の認識と戦略】
タイムアウト2回目。この時点でぼくだったら放流かな。女性の話を丁寧に引き出しているうちに、彼女の真面目さがどんどん出てきてしまった。トークのパターンがカフェに入ってからずっと単調なので、なにかしらのアクセントをつけたいところ。否定的に思ったことをちょっと強めに切り込んでみるとか。「宮崎の男がどうとか正直どうでもいいわー笑」とかね。

79:00
女「まだちゃんとした社会人かなあ」

男性の印象。
この流れで終了。

【ワンポイント・テクニック】
69:50

女「お兄さん近い」
男「近い?厳しいね。交通整理厳しい」

ボディタッチを拒絶されたときに場をフォローしてなごませるユーモアの一手。
言葉のチョイスが素晴らしい。

【総括】
非常にかたい女性だった。こういう時は早め早めの判断が求められる。彼のなごみスキルは高いが、それで彼女は真面目な部分がどんどん引き出されていった。結果彼女は「真面目キャラ」としての居心地がよくなってしまって、どんどんそのキャラが強化されていった。実際それが建前なのかを識別するには、、、(続く)

 

さらに別のリスナー音声。

【ワンポイント・テクニック】

26:00
男「今日けっこう楽しくなかった?」

個室でギラついて、相手が躊躇うようにしてグダっている時は、笑いに走るよりも、こうやって今日のデートのことを振り返るトークはいい気がする。そこから口説くように、

「おれも超楽しかった。○○といるとすごいドキドキするんだよね」

みたいに続けるとさらによし。

 

【リスナー個人へのフィードバック】

よかったの一言に尽きます。女性に寄り添いながら安定して忍耐強く攻略し続けていた。こういうグダ攻略の経験を積んでいると、今後どんな女性と接するときも安定感が出てくると思います。あえて何か挙げるとするなら、もう少し意図的に、静かに甘い雰囲気を作ってみるのもいいと思います。たとえば、、、(続く)

 

このようにその場その場での状況把握とふさわしい戦略を書き綴って、最後にリスナーに対してフィードバックをするという方針をとっています。個別のシチュエーションに対して個別のフィードバックを提供する。これが恋愛道場の基本方針です。

 

毎月1度の配信を徹底的に消化して、1年かけてコミュニケーション能力を根本から鍛えなおそう。

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